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ちんたら息子の母親介護日記

自分の親は自分で看るべしと思い立ち、妙齢のご婦人たちと涙の別れをして('∀')、還暦を機に、首都圏から故郷の松江に 「介護単身赴任」。
老母をめぐる出来事や日々の暮らし……人生いろいろ綴りたい。
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地球は確かに湿気ている。

老いる:精神編(3)

 介護単身赴任で松江に戻る前の話である。
 年に2、3回は、“顔見せ興業”で実家に戻っていた。
 あるとき、床下から何やら音がすることに気がついた。あり得ないことである。
 で、調べてみると、扇風機の音であった。1日2時間程度、自動的にスィッチが入るようになっている。

 説明が長くなるので端折るが、営業があって、母は扇風機3台を契約した。ここまでは全く問題はない。
(1)台所に蟻が列をつくるようになっていた。そんで母は頼んだ。湿気をなくす必要があった。
(2)詐欺でもイカサマでもない。農協系のシロアリ駆除業者も、床下に扇風機を設置することをすすめている。

 問題はここからだ。

 “扇風機業”(シロアリ駆除業)A社のWは、営業ノルマに追われてか、また母に営業をかけた。
 で、また数台を契約。A社のWはまた床下に設置した。
 おそらく、何度か繰り返したのだろう。私が気づいたときは13台が設置されていた。購入金額は300万円にもなっていた。
 なぜ、気づいたのか。
 母の通帳をたまたまながめていると、毎月A社に5万円も!支払われていた。
「これ、何なの?」と母に聞いて、すべてが理解できたというわけである。

 A社のWは、母をどう説得したのか。
「まだここらあたりが湿っています」
(おそらく、床下の図面をもとに湿っているところを説明したのだろう)

 小生、腹を抱えて笑った。
 Wはウソはついていない。いや、それどころか、真実を述べているのだ。なぜなら、地面(地球)は常に湿っているのだから。

 あとでA社から話を聞くと、Wは気弱いタイプということだった。
 押し出しよく、「まだ湿っている。このままじゃあ、シロアリの繁殖は止まない。家がダメになるぞ~!」とはやらなかった。ただ、「まだ湿っています」と、か細い声で話したのだと思う。

 ク-リングオフの期間はとっくに超えていたが、消費者センタ-、警察に相談した。
「応援するから交渉してみろ」
 司法書士にも相談した。
 相手が「まっとうな契約だった」と居直れば、裁判しかなくなる。裁判となれば、「母が契約ができるような真っ当な人ではない」ことを証明しなければらない。医者はそんな診断書を書くわけがない。だから、交渉するしかない。
「老人を騙すな!金を返せよなあ!」
 A社の本社は広島県。電話でガンガン激しくやりましたね。
 結局のところ、300万円のうち100万円は反す。100万円分の扇風機は撤去しない-で交渉が設立。本社の役員が広島から直接、現金100万円を持ってきました。
 A社はあの統一教会なんかよりはるかにはるかにまともな団体でした。
 
 10年の補償期間はもう終わったけど、今でも扇風機は午後3時になると、動き出しています。この音をたまに聞くと、集中して研究検討&勉強&行動したあの頃のことを思い出します。

 まだあります。
 帰省すると、全国紙が3紙も入っている。
かわいそさげにされるから取ることにした」
 怒り心頭。販売店に電話して、「おまえら独居老人をくいもんにしとるんかい。出るところに出るぞ!」

 介護単身赴任を思いついた背景には、以上のようなこともありましたとさ。

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[ 2018/05/30 12:51 ] 老いる:精神編 | TB(-) | CM(1)
思い出しました
違う業者かもしれませんが、義理の両親がかつてシロアリ駆除業者に騙されそうになりました。
床下10分くらいゴソゴソ調べて、「このままだとこの家倒壊しますよ」と脅されて。
後でそのことを知ってクーリングオフさせようとしたところ、「そうすると違約金が派生して、裁判所が家を差し押さえることになりますね~」だと!不安で眠れなかったようです。
たぶん米本さんのように反撃しなかったら、泣き寝入りになるのでしょう。
[ 2018/06/02 21:42 ] [ 編集 ]
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