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ちんたら息子の母親介護日記

自分の親は自分で看るべしと思い立ち、妙齢のご婦人たちと涙の別れをして('∀')、還暦を機に、首都圏から故郷の松江に 「介護単身赴任」。
老母をめぐる出来事や日々の暮らし……人生いろいろ綴りたい。
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92歳の首相と百人一首

老いる:精神偏(1)

 子どもには発達段階があるという。学問として成り立っている。
「3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」をざっとながめてもらいたい。
 母子手帳には発達段階の偏差数値が載っている。それを見ながら、母親は「うちの子はハイハイが遅い」とか「背が平均より高い」とか、一喜一憂する。

 では、「老化(退化)段階論」といったものがあるのだろうか。
「老人学」といった分野のことはまだ調べたことはないが、老化研究はあるが、「退化段階論」といった学問はおそらくないだろう。

 肉体的には加齢とともに筋力は確実に萎えてくる-といった傾向は間違いなくある。
 しかしながら、70歳代で寝た切り状態になる人もいれば、マレーシアのマハティール・モハマド(Mahathir Mohamad)元首相(92)のように、「選挙で選ばれた世界最高齢の指導者」となった人もいる。

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 前回の記事「幼稚園とデイサ-ビス」を読めば、老人になればなるほど、子ども、幼児、乳児に戻っていく-といった印象を持たれたと思う。
 私も最初の頃、そう思っていた。
 間違いではないが、少し違うことがはっきり分かった。

 老人は個性豊かなのである。
 母の場合、たった5分前のことでさえ、きれいさっぱり忘れてしまう。といって、じゃあ、呆けかと言えば、そうだとは言い切れない。
 百人一首が得意である。
 上の句を言えば、下の句がすぐに出てくる。
 小生が介護単身赴任で戻った7年前には、90首ぐらいはすぐに出てくる。最近は試していないのだが、50ぐらいは言えるはず。
 訪問リハビりの人(お子は小中)が、母が百人一首を空んじていることを知って、いろいろ質問したり試したりしている。母はすぐに答える。
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「百人一首偏差値」といったものがあれば、母は大学生レベルだ。
 ところが、夫(小生の父親)の名前を聞くと、「忘れた」と平然という。
 子どもの頃に覚えた百人一首は今でも覚えているのに、自分の夫(約50年前に死去)の名前は忘れてしまう。
 こんな発見ができたのは、一緒に暮らし、介護するようになったからである。 

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[ 2018/05/15 16:21 ] 老いる:精神編 | TB(-) | CM(0)
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