ちんたら息子の母親介護日記

一筆(16）


毎日新聞(4月25日)
　政府は新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、自治体が運営するのとは別に、大規模な接種会場を運営する方向で検討に入った。国が会場を開設し、1日1万人規模の対応を可能とする。東京、大阪への設置を想定し、世界的にも遅れているとされるワクチン接種を加速させる考えだ。打ち手不足に対応するため、医師の資格を持つ自衛隊員らの活用も検討する。政府関係者が25日、明らかにした。
　会場設置や医師の手配などは予防接種法に基づき、自治体に委ねていた。今後さらにワクチンの調達が進む見通しだが、それに伴い接種会場や打ち手の不足が懸念されている。（共同）

思わず、吹き出してしまった。
1日100人だろうが、1000人だろうが、はたまた1万人だろうが、1人当たりの接種時間は変わらない。
一気に1万人なら、接種時間は短くてすむと錯覚する人はいるかもしれないが、変わらないのである。いや、逆にもっと時間がかかるかもしれない。会場が混雑・混乱するからだ。

なぜ、こんなバカなやり方をと疑問に思うが、管総理の政治日程を茶坊主たちが割り算したのであろう。
この文を書いているのは4月29日の昼。いまだ1万人に向かって準備を進んでいるようだが、いずれ適当な理由をつけて撤回されるだろう。

政治もそうだが、社会も相当に劣化している。


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