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ちんたら息子の母親介護日記

自分の親は自分で看るべしと思い立ち、妙齢のご婦人たちと涙の別れをして('∀')、還暦を機に、首都圏から故郷の松江に 「介護単身赴任」。
老母をめぐる出来事や日々の暮らし……人生いろいろ綴りたい。
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恍惚の人

今日の介護(46)

23日に病院で、4週間ぶりのご対面となった。
違和を覚えたのは、母の表情だった。
小生を見ても、表情が動かなかったのだ。最初は誰かわからないようだった。

惚けが進んだのとも違う。「恍惚」の二字が浮かんだ。
恍惚とはーー
1 物事に心を奪われてうっとりするさま。「恍惚として聴き入る」「恍惚の境地」
2 意識がはっきりしないさま。「将軍はすでに疲れ切っていた…精神も次第に―となるほどだった」〈藤村・夜明け前〉
3 老人の、病的に頭がぼんやりしているさま。有吉佐和子著「恍惚の人」(昭和47年)により流行した。



家に帰りたいとも言わない。
いずれ、小生を見ても息子だと思わなくなるだろう。ショックであった。次回会えるのはやはり病院で2カ月後。そのときにはどうなっているのだろうか。

最大の問題はコロナである。コロナゆえ、面会ができず、働きかけができないのだ。
感染が少ない島根でも、毎日1,2件は発生している。
ワクチンがうまくいったとしても、コロナウィルスが鎮静化するのは、楽観的に見ても再来年だろう。

1月3日は母の誕生日。来年98歳になる。再来年は99歳だ。
家に戻れることは、もうないだろう。このもやもやしたやるせない気分は当分続くだろう。

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[ 2020/12/26 08:36 ] 今日の介護 | TB(-) | CM(0)
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