老いる:肉体偏(2) 褥瘡(じょくそう)のことは知っていると思うが、念のため、ウィキの用語説明を紹介しておく。アドレスである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A4%A5%E7%98%A1
一般にいう床ズレのことだが、私は寝たきり状態の人、寝がえりが打てないような人にのみ起きると思っていた。
母はむろん寝たきりではないし、歩ける。
ところが!である。 半年前だったか、介護職員が、
「お母さんは、褥瘡になっていますよ」
え!ガ~ン!

研究検討した結果、母は必ず片方を向いて寝ていた。私が帰郷してからずっと同じ姿勢だったから、6年以上にもなる。その前もそうであっただろうから、もう何年にもなるのであろう。
褥瘡(じょくそう)は部位に触れると痛いはず。それなのに、どうして訴えなかったのか。今でも不思議でならない。
もう1つよく分からなかったのは、母は週に2、3回はデ-サ-ビスに行っている。そのとき、お風呂にもいれてもらっている。どうして、長い間、気がつかれなかったのか。
それはともかく、褥瘡(じょくそう)の治療のことである。
(1)前出の写真のC段階ならともかく、白色ワセリンを部位に塗る。サランラップで覆う。看護婦さんに教えてもらった。試したが、ガ-ゼより、サランラップの方がいい具合だった。
(2)褥瘡防止マットを利用する。(介護保険で安く借りることができる)
(3)あたりまえだが、ベッドの向き(頭の向き、まくら向き)を変えて、同じ部位があたらないようにする。一ヶ月に一回変えることにした。向きが変わっても嫌がるようなことはなかった。
これで「褥瘡問題」はすべて解決!良かった良かった(
ニコッ)
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寝たきりでなくても褥瘡はできるし、体位変換したゆえにできる褥瘡もあります。
褥瘡予防のためによかれと思って導入したエアマットが仇となることもあります。
処置の仕方によって悪化することもあります。
褥瘡の処置の考えは、30年前と今とでは真逆に近いです。
30年前、ドライヤーで創部周辺を乾かしていたが、今それはNG。創部には適度の湿潤が必要。
創部を消毒することも30年前には当たり前のようにしていたが、今は却って消毒はよくないと言われ、流水で洗うことが勧められてます。褥瘡といえば、使われてた軟膏も今では見なくなりました。(全く使ってないわけではないと思いますが。)
創にガーゼもよくないと最近は言われ、ラップで覆うことが勧められてます。
時代は変わったなー。
ちなみに褥瘡は1日でも悪化しますので、デイサービスの介護師が気づかなくても不思議ではありません。介護師も、褥瘡=動けない人という考えがあると見逃したりもします。
かなーり酷い褥瘡でも痛み訴えない人もいます。(痛み訴えない人、けっこういます。)
米本さんの枕の位置を変えるという方法はよかったと思います。