今日の介護(39) 総胆管結石。安易に考えていたが、けっこうな病であることを認識した。
「内視鏡的胆管結石除去術」http://www.omori.jrc.or.jp/departments/tabid/82/Default.aspx
十二指腸まで挿入した内視鏡の先端から胆管の中にカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、造影剤を注入して胆管の形状(場合によっては膵管も造影)を観察する検査(内視鏡的逆行性膵胆管造影 ERCP: Endoscopic retrograde cholangiopancreatography)に引き続いて施行します。
総胆管結石を取り除く場合、まず胆管の出口(十二指腸乳頭部)を広げる必要があります。
出口を広げる方法には内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)、内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)、内視鏡的乳頭大口径バルーン
拡張術(EPLBD)があります。ESTは十二指腸乳頭部を電気メスで切開し胆管出口を広げます。
EPBDやEPLBDはバルーン(風船)で胆管出口を広げます。結石のサイズが大きい場合は大口径バルーン(径11~20mm)で出口を広げ、大きな結石でも砕くことなく、比較的短い時間で結石除去が可能です。ESTやEPBD、EPLBDで胆管の出口を広げた後、結石除去用のバスケットやバルーン等の専用処置具を胆管内に挿入して結石を除去します。