身辺雑記(10)2013年の8月に大腸癌が見つかり、緊急入院、切除手術をしました。母の介護のために松江に戻ったのに、関東在の家族に母の世話を頼む。まるでバカみたいでした。
早いもので、あれからもう5年。
8月31日に血液造影剤を投与したCTスキャン検査をして、異常なし。ついに5年生存したことになりましたとさ。
癌に取り組む医者の評価は患者が5年生存したかどうかで決まると聞いていたので、本当は術後3年が過ぎたときにもう受診するのは辞めたかったけど(再発転移しないタチのいい癌だったので)、それじゃあ、担当医に悪いかと、さらに付き合うことに。
こんな個人的な近況話、つまんないとスル-すること勿れ。ためになる話もありますよ。
<注>「再発転移しないタチのいい癌」なのに、どうして医者は検査を続けるのか。それは「念のため」。いわゆる
「念のため検査」である。「念のため尿検査をしましょう」「念のため腹部エコ-をやりましょう」。患者は満足し、病院はもうかる。検査業界も儲かる。他方、医療保険はパンクする。ツケは患者を含む国民に。